焦点 看護用具と技術開発
看護用具の改善・工夫と研究開発(座談会)
千葉 康則
1
,
戸川 達男
2
,
安田 千代子
3
1法政大学
2東京医科歯科大学
3大森赤十字病院看護部
pp.110-120
発行日 1970年4月15日
Published Date 1970/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200173
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先号の焦点で実験研究と取り組んだ本誌は,その延長線上のものとして看護用具の開発をテーマに選んだ。すでに18回を数えた看護研究学会でも,用具の改善・工夫に関する口演発表がとだえたことはなく,また各病院でもこのテーマは日常業務に密着した形で大勢の看護婦に取り組まれてきている。
本領域は原理的には化学,物理学,工学,医学などから知恵を借りなければならないが,患者ケアとストレートに結びつくという点ではきわめて応用的である。単なる思いつきや改善にとどまることでよしとするならともかく,さらに科学的な検討を加えていけば,患者ケアを充実させていく上で大きな役割をになう領域である。本号の焦点をもとにさらに発展的な検討が加えられることを期待してやまない。
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