看護の潮 ナースがつかう器具・用具
座談会 看護用具を検討しよう
安田 千代子
1
,
服部 ヨミ
2
,
根本 春
3
,
寺崎 明美
4
,
温井 美沙
5
,
有賀 ハツ
6
,
本誌編集室
1大森赤十字病院
2都立駒込病院
3国立東京第二病院
4虎の門病院
5慈恵医大病院
6都立府中病院看護科
pp.22-28
発行日 1967年5月1日
Published Date 1967/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913135
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安くて能率的で
司会(本誌)お忙しい中をお集まりいただきましてありがとうございます。今日は,医療器械,看護用具についていろいろご意見をおうかがいしたいと思います。
安田 私が,ずっと前から考えていたことは,看護用具の条件という問題です。看護用具の条件というのはまず安いということ,それから丈夫であること,能率的であること,使用法が簡単であること,それからそれがいろいろなものに応用できること,この5つの条件のいくつかを占めたものであってほしいと思います。看護用具を考えるとき,私は私なりに,この5つの条件のうちどれだけ当てはまっているかを考え,条件の多くに当てはまっていれば欠陥も自然に少ないということがいえると思います。そこで私のところでは,この5つの項目のいくつかに当てはまらないと,その看護用具は一時的には使っても恒久的に使われないという現状です。
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