特集 そだて若い芽
座談会 看護学校はこれでよいのか
室賀 不二男
1
,
吉田 秀夫
2
,
千葉 康則
2
,
古屋 かのえ
3
1都立豊島病院
2法政大学
3国立東京第一病院付属高看学院
pp.10-17
発行日 1970年3月1日
Published Date 1970/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914797
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本誌 きょうは,看護教育をめぐって問題が山積みしている時期でもありますので,千葉先生は外から見ていらっしゃる立場,室賀先生は実際に学院を経営する立場,古屋先生は教務の仕事をされているという,それぞれのお立場でざっくばらんに考えていらっしゃることを交換し合う場というようなことで,吉田先生には現在都の「看護問題検討委員会」で委員をしていらっしゃいますし,進行のほうもしていただくということでいきたいと思います。最初この企画をやってみたいとお話があった室賀先生からお話いただきたいと思います。
室賀 わたくしが思いあまったというか,近ごろのわたしの学院自体の学生の動きに,従来あまり考えもつかなかったことが起こってきた。やはりよそでもうるさいことが盛んに起こっているということを聞きまして,病院長と学院長と,これは兼任のところが多いですが,それから実際学生と対処する教務主任がどういうふうにお互いに感じておられるか。従来看護教育にしろ看護婦の問題にしろ,医師と看護婦の話し合いというのは比較的少ないんだという感じがいたします。そこで今日お話を伺う機会になったわけです。
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