増刊号特集 1.博士論文を書くということ─あのときの問いといまの問い
2つの博士課程で学んだ経験
川原 由佳里
1
1日本赤十字看護大学大学院看護学研究科
pp.306-310
発行日 2014年7月15日
Published Date 2014/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100922
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
研究者としてのあゆみと学び
学部生のとき,卒論を担当してくださった中西睦子先生から「テーマは大切に選びなさい。今後,どんなに違っていると思うようなテーマで研究をしていたって,必ずそこに戻ってくる。いま選ぶテーマはあなたのライフワークになるはずだから」という言葉をいただいた。
すぐれた研究者とその業績を見ると,そこには常にその研究者独自の関心,テーマ,アプローチの特徴など,ある種の志向性が感じられる。その志向性があるからこそ,その研究のオリジナリティが際立ち,内容の深まりや緻密さがもたらされるのだと思う。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.