オピニオン
博士課程と社会人入学
岩谷 良則
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1大阪大学医学部保健学科病態生体情報学講座
pp.1108
発行日 2000年8月1日
Published Date 2000/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905572
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今春から,大阪大学大学院医学系研究科(http://www.med.osaka-u.ac.jp)では,新たに保健学専攻博士課程を設置し,21世紀の医療技術科学・看護学分野において知的リーダーシップを発揮できるサイエンティストの育成を図ることになった.しかも,学歴不問の実力主義に基づく社会人入学も取り入れ,意欲ある人材に大きく門戸を開くことにした.
この博士課程は,2年間の前期課程と3年間の後期課程に区分されている.大阪大学では,この3月に,2年前に設置を認められた保健学専攻修士課程の修了者を初めて世に出したが,今回さらに高度な知識・研究能力を持ち,医療技術科学・看護学の発展に大きく寄与しうる有為の人材にならんとする学徒のために博士課程の設置を申請し,認められたものである.
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