特集 研究者育成のための質保証におけるグローバルスタンダード
米国における研究者育成の質保証の現状と課題―ワシントン大学を中心に考える
近藤 暁子
1
1中部大学生命健康科学部保健看護学科
キーワード:
博士課程
,
ワシントン大学
,
教育の質
Keyword:
博士課程
,
ワシントン大学
,
教育の質
pp.23-31
発行日 2012年2月15日
Published Date 2012/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100614
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はじめに
筆者は日本で修士号を取得後,米国ワシントン州シアトルにあるワシントン大学(University of Washington)に,博士課程で留学した。ワシントン大学は州立の総合大学で,特に看護学においては米国で研究業績においてトップクラスの大学である。そのワシントン大学で学ぶ機会があり,日本での教育内容や,研究できる環境の違いの大きさを目の当たりにした。本稿では,ワシントン大学博士課程でのカリキュラムの紹介,授業概要,卒業までの試験と卒業要件,教育の質保証への取り組み,卒後の研究者の育成,今後の課題について述べていく。
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