特別記事
学術雑誌の査読システムのあり方―第1回 投稿時の注意点と査読の流れ
川口 孝泰
1
1筑波大学大学院人間総合科学研究科(看護科学系)
キーワード:
学術雑誌
,
看護研究
,
査読
,
論文
,
編集委員会
Keyword:
学術雑誌
,
看護研究
,
査読
,
論文
,
編集委員会
pp.143-146
発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100134
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寄稿にあたって
日本学術会議の組織改革に伴い,2005年10月に,看護学界の長年の夢であった日本学術会議会員に南裕子先生(兵庫県立大学副学長)が選出されました。このことは,日本の看護学の発展にとって非常に大きな節目となっています。そのようななかで,看護系の学術学会32学会が集まる組織である日本看護系学会協議会(http://plaza.umin.ac.jp/?jsns/index.html)では,新生日本学術会議との強い連携を図りながら,学術活動の推進に向けた学会間の相互交流や,それぞれの学会の特徴を活かした看護研究の成果を社会に還元するための,さまざまな活動を展開しています。特に,看護学の発展の要である学術論文の充実は,これからの看護系学会の最も重要な課題です。
筆者は,日本看護系学会協議会においては,日本看護研究学会から選出された代表委員として,また日本看護研究学会においては,編集委員長として,その重責を担っています。自らの任期中(平成16~18年度)に何ができるか,編集委員や学会理事の方々のご指導を仰ぎながら,改革を進めてきました。幸いなことに,筆者の編集委員長就任時,日本看護研究学会は学会創設30周年を迎え,資金面においても記念事業として改革を進めていく絶好の機会でした。その事業の1つとして,高度情報社会に対応したホームページの制作(http://www.jsnr.jp/)と,学会が蓄積してきた学術論文のデータベース化,およびシステム改変に伴った編集活動の効率化,さらには将来に向けての電子投稿システムの構築を提案し,着手したところです。
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