Japanese
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焦点 看護教育学における理論開発
―第2章―予測理論の開発に向けた研究の実際と課題
Strategies for Developing Predictive Theory in Science of Nursing Education: State of the Present Knowledge and the Future Directions
舟島 なをみ
1
,
亀岡 智美
2
,
鈴木 美和
1
Naomi Funashima
1
,
Tomomi Kameoka
2
,
Miwa Suzuki
1
1千葉大学看護学部看護教育学教育研究分野
2国立看護大学校
キーワード:
看護教育学
,
理論開発
,
予測理論
Keyword:
看護教育学
,
理論開発
,
予測理論
pp.211-218
発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100088
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はじめに
理論は,その開発段階・機能に着目し,記述理論,説明理論,予測理論に分類できる(Barnum,1998,pp.2-5;Diers/小島ら,1984,p.88)。このうち記述理論は,現象を記述する機能,説明理論は,現象を記述・説明する機能をもつ。また,予測理論は,現象を記述・説明することに加え,その名が示すとおり「予測する」という機能をあわせもち,理論の開発段階や機能からみて完成度が高いという特徴をもつ。
現在,看護教育学領域の予測理論開発を究極的な目的とする複数の研究プロジェクトが同時進行している。
以下,「看護職者の職業経験に関する研究」を例にとり,看護教育学における予測理論の開発過程を概説するとともに,その過程を支える要素および今後の課題を検討する。
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