焦点 看護における家族研究の課題
座談会
看護における家族研究の現状と課題—看護独自の家族理論を開発するために
伊藤 真由美
1
,
野嶋 佐由美
2
,
高崎 絹子
3
,
島内 節
4
1新潟県北魚沼郡湯之谷村役場
2高知県立高知女子大学
3埼玉県立衛生短期大学
4国立公衆衛生院
pp.438-453
発行日 1989年10月15日
Published Date 1989/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201039
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島内 『看護研究』では,ことしに入ってから家族研究を主テーマとして連続した企画が立てられ,1,2号は他分野の方々,3号では,看護の人たちによる実践に基づいた家族研究の報告や外国文献が紹介されました。それで,本号では,看護における家族研究の概説といいますか,総説的なところを看護の4人で分担して書き,そしてこの座談会ということになったわけです。
この座談会では,まず,看護における家族研究の必要性,次に,看護における家族研究の現状と課題,3番目に,そういう現状を踏まえて,家族に関連する諸理論の活用とか開発,特に開発に関しては,看護理論としてどうするかというあたりに焦点を置きながら,話し合いを進めていきたいと思います。
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