座談会
—若年性認知症のある女性の困りごとから考える—「女性の身体」と「医療」
さとう みき
,
池田 裕美枝
,
堀田 聰子
1
1慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科
pp.628-637
発行日 2022年12月25日
Published Date 2022/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665202085
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堀田 今日の司会を務めます堀田聰子です。さとうみきさんとは友人で,認知症当事者としての活動のパートナー*でもあります。お2人は初対面なので,まず自己紹介からお願いします。
さとう ゆみえ先生,はじめまして。私は,2019年に43歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された当事者のさとうみきといいます。診断された当時は認知症についてネガティブな情報しか見つからず,うつ病のようになって引きこもった時期もありましたが,それから3年の間に聰子さんはじめいろいろな方との出会いがあって,今は当事者としていろいろな活動をしています。脳外科医の夫と,現在大学生で,発達障害のある息子,それから甥と犬4匹と一緒に東京で暮らしています。
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