今月の臨床 若年女性のスポーツ障害へのトータルヘルスケア─こんなときどうする?
若年女性のスポーツ障害の現状
久保田 俊郎
1
1東京共済病院
pp.600-604
発行日 2017年7月10日
Published Date 2017/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209106
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●日本産科婦人科学会では,女子大学生アスリート中心の約2,000名を対象とした大規模なアンケート調査を行い,スポーツ障害の実態を明らかにした.
●女性アスリートでは,月経随伴症状として月経困難症,月経前症候群が高頻度にみられ,また無月経や疲労骨折の発生頻度も有意に高いことが示された.
●この調査・研究はAMED研究事業として行政レベルで継続され,さらに日産婦学会主導で女性アスリートのヘルスケアに関する管理指針も作成中で,彼女らへの健康管理の取り組みが現在積極的に行われている.
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