今月の臨床 子宮内膜症の薬物療法─薬物特性の理解と個別化治療
薬物特性に基づく治療法略
1.若年女性
北出 真理
1
1順天堂大学産婦人科
pp.852-859
発行日 2012年9月10日
Published Date 2012/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103145
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●従来は思春期から20代前半の女性にみられる月経困難症のほとんどが機能性であるといわれていたが,近年は若年女性においても子宮内膜症発症率は比較的高いという報告が散見される.
●early~late reproductive ageと比較すると若年者にみられる子宮内膜症はr-AFS分類I~II期の初期病変の割合が高いとされているが,疼痛コントロールが不良な例には早期のホルモン療法の介入が子宮内膜症の重症化予防の一助となり得る.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.