連載 宝物,教えてください・27
大先輩からの教訓
岡本 登美子
1
1ウパウパハウス岡本助産院
pp.241
発行日 2018年4月25日
Published Date 2018/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200975
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離島の産婦人科医院から助産師専門学校へ進学したのは33歳の時でした。当時,専門学校の実習先でもあった大学病院で病棟師長を務めていた Hさんは,いつも明るく優しく対応してくださり,その姿に,いつか自分もそうなりたいと憧れていました。助産師学生の頃,H師長に「卒業したら大学病院に就職するんでしょ」と投げかけられましたが,「離島へ帰ります」と即,返答しました。大学病院より離島の診療所のほうが分娩が多く,助産師の力を発揮できると思ったからです。
しかし,諸事情で都会の病院へ勤務。1992年に開業することを決意し,出張分娩を始めました。今では保育園,有床助産所,産後ケア事業と展開しています。
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