特集 バースレビューの心得
扉
pp.981
発行日 2015年12月25日
Published Date 2015/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200363
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バースレビューは現在,臨床現場で浸透しているケアの1つです。
褥婦にとって,お産のふりかえりはとても意味のあるものだと思いますが,気を付けなくてはならないのは,話をしたい褥婦がいる一方で,話したり,聞かれたりすることで,より深く傷つく褥婦もいる事実です。
心に何か引っかかったままのお産を助産師とともにふりかえることで,褥婦の気持ちがよい方向に変化した,というのは実は医療者側の思い込みかもしれません。
そこで,事例とエビデンスを紹介しながら,助産師がバースレビューに取り組む際の心得を再考してみました。
助産師は,妊娠中から女性の心身の変化をそばで見て,お産を介助し,そして産後も彼女たちのいちばん近くにいられる医療者です。
かかわりが多いからこそ,バースレビューに至るまでにできることや,バースレビューで気を付けるべきことを考えてみませんか。
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