トピックス
第2回母子救護所設営訓練レポート
編集室
pp.1100-1101
発行日 2014年12月25日
Published Date 2014/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200074
- 有料閲覧
- 文献概要
昨年来,小誌では,産婦人科医師・吉田穂波氏の連載「災害時の母子保健」や,成澤廣修東京都文京区長のインタビュー記事のなかで,災害時の「母子救護所」設置に関する内容を掲載してきた。文京区は全国に先駆け,災害時の妊産婦支援の一環として,区内の4大学と協定を締結したが,そのなかの1つ,跡見学園女子大学において,9月22日に第2回母子救護所設営訓練が行なわれた。
各大学と母子救護所の協定を結ぶだけではなく,有事の際に誰がどのように母子のケアにあたるか,平時から担当を決め,シミュレーションをしておかなければスムーズには動けない。当日は13:00から跡見学園女子大学,文京区助産師会,東京都助産師会,文京区防災課,吉田氏など約15名が参加し,事前準備を始めた。まず,大学の3階フロアを救護所として使用する際に,どの教室を「A室;母子室」「B室;ローリスク室」「C室;ハイリスク室」「D室;感染症室」「ナースステーション」にするかを確認した。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.