連載 助産よもやも話・12
陣痛の発来と体内時計
進 純郎
pp.257-259
発行日 2014年3月25日
Published Date 2014/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102745
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人は夜になると眠くなり,朝が来ると自然に目覚めます。昔から食事のリズムを表わすのに「腹時計」という言葉が使われてきたように,朝,昼,夕方の同じ時間にきちんとおなかがすいてきます。
ヒトのからだの細胞には,24時間のリズムをつくり出す体内時計(生物時計)があることがわかっています。体内時計はヒトだけでなくあらゆる生物が身につけており,これは地球の自転に合わせてつくり出されたもののようです。1日周期のリズミカルな規則性をサーカディアンリズムといいますが,これは時計遺伝子が管理しているようです。
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