連載 スキルアップのための症例検討 問題発生時に助産師はどう対応するか・1【新連載】
弛緩出血
進 純郎
,
高木 愛子
1
1愛賛会浜田病院
pp.330-333
発行日 2009年4月25日
Published Date 2009/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101416
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連載のはじめに…高木愛子
現在,産科問題が多発しているなかで,いよいよ助産師が産科医師と対等に活躍していかなければならない時が来たのではないかと思っています。そのためには,医師と助産師がそれぞれの権利を主張し合うのではなく,同じ目的を持ち同じ土俵でディスカッションしていくことが大切なのではないでしょうか。まずは私たち助産師から変わりませんか?
異常と正常を見極め,必要時には医師と連携をとり的確に問題に対処していく。遠くて長い道のりのように思われるかもしれませんが,そのことが医師からの信頼を得ることにつながり,私たちの力が発揮されることにつながるのです。
その初めの一歩として,1つひとつの症例をとおして産科医師の意見を聞きながら,助産師ができることについて考えていきたいと思います。私を含める全国の助産師がスキルアップできることを祈って……。
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