増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
産科編
Ⅳ.分娩の異常と処置
弛緩出血
松永 茂剛
1
1埼玉医科大学総合医療センター産婦人科
pp.324-326
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210043
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処方のポイント
◆弛緩出血の第一選択薬はオキシトシンであり,早期から適切な薬剤濃度に調節して投与を行う.
◆オキシトシンが使用できない,あるいは投与しても十分な効果が得られない場合には,メチルエルゴメトリンやプロスタグランジンF2α製剤の投与も考慮される.
◆上記2製剤は投与における副作用もあるため,母体合併症を確認したうえで投与することが必要である.
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