レポート
赤ちゃんの笑顔に励まされて―タンザニアにおける母子保健支援の取り組み
清水 範子
1
1JOCS (Japan Overseas Christian Medical Cooperative Service)
pp.320-327
発行日 2009年4月25日
Published Date 2009/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101414
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はじめに
2007年の9月,JOCS (Japan Overseas Christian Medical Cooperative Service)のワーカーとしてタンザニアに赴任した。JOCSは「みんなで生きる」をモットーとして,1960年の設立以来一貫して,海外の保健医療に恵まれない地域に医療従事者を派遣し,現地の草の根の保健医療の向上に協力しているNGOである(詳細はホームページhttp://www.jocs.or.jp/jocs/参照)。
筆者は3か月の語学研修を経て,タンザニア看護協会から臨床許可書の発行を受け,タンザニアで助産師免許証を取得した。2008年1月から現在まで,ダルエサラームからコンゴに向けて西へ700キロのところにあるタボラ州のタボラ大司教区保健部門にて活動している。
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