連載 チャレンジ!自立と責任・12
―足立病院(京都市・中京区)―受け持ち制のお産にこだわる「みのりの家」
河合 蘭
pp.154-160
発行日 2009年2月25日
Published Date 2009/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101383
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家族をまきこむお産
整然とした町並みにオフィスビルやショップが建ち並ぶ京都の中心街。その目抜き通りである烏丸通りに御池通りが交差するところからほど近くに足立病院はある。その歴史は古く,開業は1902(明治35)年にまでさかのぼる。
畑山博医師が6代目院長となったのは1996(平成8)年だった。開業助産師や助産院勤務経験のある助産師との出会いがあり,考え方に賛同した畑山医師は早くから助産師の力に着目して自然出産の環境を整えてきた。畳の分娩室ができたのは1995年というからずいぶん早い。夫は元より上の子どもの立ち会い出産も多い。入院中を過ごす部屋のベッドはツインで,家族みんなで眠ることができる。
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