連載 分娩経過曲線のヒミツ・5
日本の研究報告のなかのフリードマン曲線
立岡 弓子
1
,
山下 恵
2
,
山口 江利子
3
,
高橋 由紀
4
1名古屋大学医学部保健学科看護学専攻
2名古屋大学大学院医学系研究科博士前期課程
3愛知県立看護大学
4名古屋大学大学院医学系研究科博士後期課程
pp.468-473
発行日 2008年5月25日
Published Date 2008/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101229
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第4回では,助産師教育において分娩予測にフリードマン曲線が用いられるようになった経緯を,教科書の掲載内容の変遷とともにたどりました。しかし,この活用方法がフリードマンの本来意図した目的とは異なっていることも,これまでの回でご紹介してきました。
私たちは,勉強会を行なうなかで「フリードマン曲線を用いて何かを検証したり,この曲線について考察したりした論文はないのか」「自然分娩の経過に活用できるのかどうか,研究に取り組んだ研究者はどれくらいいたのか」といった,過去の研究についての関心が湧き,文献を検討することにしました。
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