連載 メガコードで学ぶ新生児蘇生の基本・3
胸骨圧迫が必要になった事例
赤平(東) 百絵
1
,
井上 信明
2
1旭川厚生病院小児科
2ロマリンダ大学医学部救急科小児救急部
pp.533-539
発行日 2007年6月25日
Published Date 2007/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101032
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新人助産師かずみの新生児蘇生物語……第3幕
前回の陽圧換気が必要となった事例後,かずみはさらに多くの児の蘇生を経験し,適切に陽圧換気を行なうことによって,多くの児がすみやかに蘇生されることを体験した。
この日,かずみは,新生児科医の田中先生と回診中に,緊急帝王切開の連絡を受けた。在胎34週の妊婦が胎児の動きが減少したことに気づいて来院したところ,胎児モニターで持続的な徐脈が確認されたからである。田中先生とかずみは急いで手術室に直行した。
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