特集 インターネットが助産を変える
母親の声に触れられるサイト
「お空の天使」:流・死産した人のサイト
酒井 静香
1
1お空の天使
pp.394-398
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100521
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サイト公開の経緯
私は1998年の暮れに初めての子を流産してしまいました。その頃はまだ流産や死産に関するホームページはほとんどありませんでした。
妊娠・出産の本を見ても,いつも同じ言葉で初期流産についてほんの少し書かれているだけでした。
どうして自分が子供を亡くすことになったのかが知りたい,情報が得られないなら,せめて同じ体験をした人と話しがしたい,子供を亡くしてこんなに悲しんでいるのは,私1人ではないはずだと思いはしても,“生まれなかった子供は存在しなかったのと同じ”という風潮の中,流・死産体験者の声を聞くことは簡単なことではありませんでした。
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