レポート
―「みんなちがってみんないい」―私たちの公演活動,3年間の歩み
敷島 文
1
,
幸田 啓子
1
,
三浦 久美
1
,
関山 佳子
1
,
福村 幸江
1
,
中西 美穂
1
,
山内 幸恵
1
1座間市手をつなぐ育成会地域啓発部キャラバン隊
pp.635-637
発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100367
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私たちの活動
私たちは知的障害・発達障害児者の特性や接し方を伝える公演活動を行なっています。メンバー7名は自閉症児,ダウン症児を持つ母で,3年前,地元の神奈川県の座間市手をつなぐ育成会(知的障害・発達障害児者の本人および家族の会)への入会をきっかけに知り合いました。
結成のきっかけ
平成15年5月,当時小学校6年生だったメンバーの息子の「学校で障害の子をバカにしている同級生に,なんでそういう行動をするのかを説明できなくて悔しかった」という一言がきっかけでした。ダウン症の妹のことを日頃から「この子たちの行動には必ず意味がある」と話していた母が,息子の担任の先生に「子どもたちに知的障害について話をさせてもらえますか」と持ちかけたところ,先生に「是非」と受け入れていただき,母が1人で我が子だけのことを伝えようとせず,複数のお母さんたちへ話をもちかけたことが大きな一歩となり,キャラバン隊結成となったわけです。平成15年7月1日に初めて地元の小学校の6年生に向けて発信してから,もうすぐ3年になります。
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