特別記事
[鼎談]障害の子どもをもつお母さんからのメッセージ(下)―座間市「キャラバン隊」の活動から見えること
標 美奈子
1
,
敷島 文
2
,
幸田 啓子
2
1慶應義塾大学看護医療学部看護学科
2座間市手をつなぐ育成会教育部キャラバン隊
pp.701-705
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100642
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標(司会) では,敷島さんの子育てのご経験をお話くださいませんか?
病院の医師の悲しい対応
敷島 私が病院で印象に残ったことは,3番目の娘郷乃(アキノ)がダウン症なのですが,私は郷乃を産んだ直後に,もう1人欲しいと思ったんです.大学病院に郷乃が通っている間に,3歳置いて下の子を妊娠したのですが,「先生,できたんですよ」と伝えたら,ちょっと怒鳴るような感じで,「確率が高いのに,何で相談してくれないんですか!」と言われました.「おかしなものだな」と思いながらも,あっさりその言葉は流すことにしました.
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