連載 図解 助産師のためのフィジカルイグザミネーション・File.8
電子スキャンによるフィジカルイグザミネーション(前編)
佐世 正勝
1
1山口県立総合医療センター産婦人科
pp.1032-1037
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100319
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はじめに
超音波診断装置が産科で使用され始めて20年以上が経過した。現在は,超音波診断装置のない産科診療は考えられないという状況である。以前は内診指の先に目が付いている医師が名医であったが,現在は超音波診断装置を目として使えることが,1つの条件であると言っても過言ではない。産科診療がこの様な状況であるため,助産師に超音波診断装置を使用する技能や知識が要求されるのも当然である。見方を変えれば,こんなに便利な器械が身近にあるのだから使わない手はないということである。本編では,専門家にならなくても良いから,とりあえず使ってみようという人を対象に解説を行なう。
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