インタビュー
―毛利種子さんインタビュー(後編)―妊婦に寄り添うお産は,こうして生まれた
高橋 八重子
1
,
石村 朱美
1
1佐野病院助産師分娩科
pp.548-552
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100231
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「あなたらしい,いいお産でした」
昨年,あるイベントでお産劇をした。家族とともに無事出産した直後,みんなでさっと垂れ幕を出す予定で,その垂れ幕に最初は「良かったね,自然なお産」と書いた。でも本当にお母さんはそう思うのかなあと考え,「良かったね,私のお産」と書き直した。お産は1人ひとりみんな思いが違う。助産婦はどういう気持ちで,その人のお産を見ているのだろうか。
――先生の言葉で,「あなたらしいお産」というのを,私たちもときどき使わせていただいています。
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