特別寄稿
どんな出産なら納得できるだろうか—毛利種子さんの助産法から学んだこと(下)
吉村 典子
1
1呉女子短期大学文化人類学・家政学
pp.150-156
発行日 1995年2月25日
Published Date 1995/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901193
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
現代女性の身体力の限界を知りたい
最初の訪問で,毛利さんなら本当の脇役に徹して産婦の自然な「産む力」の熟成を促すことができるし,また,産婦が自身の身体の力を出しきって産むための,その源泉である精神力をも引き出す援助のできる助産者だと確信できた。
「こんな人に会いたかったんだ……本当に!もっとよく聞いておきたい!もう一度ぜひ!」と心を残しながら初回は辞した。……が,再訪は思いがけず,その5か月後に実現した。
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.