特集 難産のとらえ方と対応
長い経験からとらえた「難産」とその対応—母 毛利種子との一問一答
毛利 多恵子
1
,
毛利 種子
2
1聖路加看護大学
2毛利助産所
pp.376-379
発行日 1996年5月25日
Published Date 1996/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901469
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私は最近ますます助産婦のすごさを実感するようになりました。とくに開業助産婦は,ローリスクの妊婦さんに対しては,薬も器械も使わず全身を使って母児の安全と満足という結果を導き出します。
最新の機器に囲まれたハイリスクの妊産褥婦とのかかわりを助産婦のスタートとした私でしたが,母毛利種子という助産婦を知り,またその生き方を通して「助産婦」に目覚めていきました。そして,それまであまり熱心にかかわれなかった助産所でのお産に出会ってから「女性のもつ産む力」「見守ることの意味」に気づかされました。
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