連載 統括保健師の日々・36
—山形県鶴岡市の場合①—保健師間の話し合いから始まった統括保健師の配置
小林 まゆみ
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1山形県鶴岡市健康課 健康福祉部
pp.789
発行日 2019年9月10日
Published Date 2019/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201272
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鶴岡市は,山形県の西部に位置し,南部は新潟県に接しています。現在の鶴岡市は,2005(平成17)年10月に近隣の1市4町1村が合併してできました。日本海・月山を含む山岳・庄内平野と多彩な自然環境を有し,市として面積は東北最大の広さがあります。農林漁業から温泉街まで,面積が広い分,さまざまな職業の方がいます。人口は12万6195人,世帯数は4万8718世帯,人口は若干減少していますが世帯数は増加傾向にあります。高齢化率は34.2%で,3人に1人が65歳以上になります(いずれも2019〔平成31〕年3月末時点)。出生数は年間828人で出生率は6.5,死亡数は1880人で死亡率は14.7(平成28年人口動態統計),介護保険認定率は20.6%,特定健診受診率51.8%,特定保健指導修了者の割合は31.3%,メタボリックシンドローム該当+予備群者の割合は26.3%と山形県平均よりも良好な割合です(いずれも2016〔平成28〕年度実績)。
現在の保健師の体制は,健康課33人,長寿介護課(介護予防担当)2人,子ども家庭支援センター(虐待防止担当)1人,職員課(職員の健康管理)1名の37人体制で,健康課以外の部署には管理期の保健師が配置されています。2019(令和元)年度は,統括保健師は健康課長に位置付けられています。
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