連載 統括保健師の日々・7
―佐伯市の統括保健師としての1年間①―2代目統括保健師となるまで
高畑 郁代
1
1佐伯市高齢者福祉課地域包括支援センター
pp.585
発行日 2016年7月10日
Published Date 2016/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200482
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大分県の佐伯市(以下,当市)は,2005(平成17)年3月3日に,旧佐伯市と南海部郡の1市5町3村が合併し,新「佐伯市」として誕生しました。東西571km,南北37.2km,面積903.40km2で,県の東南部に位置する九州一面積の広い市です。2015(平成27)年10月末現在の人口は7万5186人,高齢者人口2万6846人,高齢化率は35.71%,出生数は年間500人前後,死亡者数1000人前後で,人口減少が進んでいます。
2010(平成22)年4月時点で,当市の保健師数は30名でした。市全体で職員配置を検討する中で,保健師が退職した後も,当分の間,新たに保健師を採用しないとの説明がありました。しかし,市民からの要望などもあったため,保健師の適切な配置について検討するようにという指示が出され,当時,統括的な立場にあった保健師の指示で,代表者によるプロジェクトチームを結成することになり,保健師の配置を検討してきました。
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