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将来の糖尿病発症を予測するICTツールを活用した保健指導—福岡県久山町の産官学連携による取り組み/疾患発症予測ICTツール「ひさやま元気予報」を活用した保健指導—福岡県久山町の産官学連携による取り組み
吉田 大悟
1
,
稲永 みき
2
,
持松 可奈子
2
,
石田 有紀
1
,
二宮 利治
1
1九州大学大学院医学研究院 衛生・公衆衛生学分野
2久山町健康福祉課
pp.811-813,850-856
発行日 2018年10月10日
Published Date 2018/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201034
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久山町の概要
久山町(図1)は,福岡県福岡市の東に位置する人口約8800人(2018年〔平成30〕年7月時点)の自然豊かな町です。世帯数は3390世帯で,高齢化率は27.8%です。土地の大部分を長年,市街化調整区域に指定することで過度な土地開発が行われず,過去50年間で急激な人口変動が少ない町です。
福岡県久山町では,九州大学が1961年から実施している久山町研究のデータを基に考案した将来の糖尿病や心血管病の発症を予測するICTツールを活用した保健事業を実践している。久山町における産官学連携による取り組みを紹介する。
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