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ソーシャルマーケティングを活用した特定健診・特定保健指導実施率向上への取り組み—行政・民間・地域の協働による受診啓発プロジェクト/行政・民間・地域の協働で健診実施率が向上—品川区「受診啓発プロジェクト」の取り組み
﨑村 詩織
1
1品川区国保医療年金課
pp.271-273,320-326
発行日 2018年4月10日
Published Date 2018/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200916
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はじめに
2008(平成20)年4月から「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき,医療保険者に,特定健診・特定保健指導の実施が義務付けられ,特定健診の実施率の向上と健診結果から階層化された生活習慣病予備群への保健指導介入が求められるようになった。
本稿では,品川区で特定健診・特定保健指導の実施率向上を目指し実施した「受診啓発プロジェクト」および「国保保健指導実施率UPプロジェクト」の取り組みを報告する。
品川区国民健康保険の特定健診受診率は,束京23区中20位以下と低位が続いており(2010年当時),国の目標値には遠く及ばない状況であった。この現状を打開するため品川区では,「健診実施率向上」に特化した取り組みとして,民間企業と地域の関係団体協働による「受診啓発プロジェクト」を開始した。その取り組みを紹介する。
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