焦点 Community-Based Participatory Research─患者・家族・市民とともに創る研究
日本型遺伝看護研究プロジェクトにおける市民との協働
有森 直子
1
1聖路加看護大学
pp.107-112
発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100059
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いのちの教育を取り巻く状況と課題
ここでは,日本型遺伝看護研究プロジェクトの1つの取り組みである「いのちの教育」を紹介しながら,市民との協働について考えてみたいと思います。まず,なぜ私が子どもたちに向けて,臨床の助産師と一緒にいのちの教育に取り組んでいるのかについて話を始めます。
最近の傷害事件や,学校内のいじめとその低年齢化,子どもの自殺があとを絶たないことは,本当に悲しい出来事だと感じています。また,10代の性感染症が,地方においても都市においても増加していることは,皆さんすでにご承知のことと思います。
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