連載 事例を通して学ぶ 悩める妊婦の相談対応・12【最終回】
—連載のおわりに—孤独な妊婦の相談対応に新しい風を
橋本 栄里子
1
,
田口 朝子
2
,
田尻 由貴子
3,4
1株式会社枝林舎
2NPO法人円ブリオ基金センター
3スタディライフ熊本
4前・慈恵病院看護部
pp.256-259
発行日 2018年3月10日
Published Date 2018/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200900
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連載を振り返って
日本では少子高齢化が進む状況にありますが,その一方で,地縁社会の崩壊や家族形態の変化により,予期せぬ妊娠に困窮する妊婦,赤ちゃんの遺棄,10代の妊娠と中絶,児童虐待などの悲しいケースがなくなることはありません。その背景や要因は多様ですが,そうした困窮する妊婦に対して「温かい支援」が行き届いていない状況にあると筆者らは考えました。
一方,妊娠相談にあたる保健師にとって,時代の変化とともに変わっていく妊婦たちに対応していくことは,難しい仕事であり,悩んでいる担当者は少なくありません。
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