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企業と連携した青壮年期層への食育の実践/体験型食事診断教材を用いた働く世代への食育の取り組み—岐阜市におけるライフステージに応じた生活習慣病対策
若山 桂子
1
,
細井 智子
2
,
里見 芳子
3
,
鈴木 ひろみ
3
,
高橋 育子
4
1岐阜市健康部健康増進課
2岐阜市健康部中市民健康センター
3岐阜市健康部南市民健康センター
4岐阜市健康部北市民健康センター
pp.549-551,592-596
発行日 2017年7月10日
Published Date 2017/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200730
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岐阜市の概要
岐阜市(以下,本市)は岐阜県南部に位置する中核市(図1)で,面積は203.60km2を有する。市内中心部には清流,長良川が流れ,緑豊かな金華山がそびえる。また,1300年以上の歴史を誇る“ぎふ長良川鵜飼”や,国史跡“岐阜城跡”など,歴史のまちとしても知られる。
2017(平成29)年4月1日現在の人口は41万2254人,17万7102世帯,高齢化率27.71%,年少人口12.76%と高齢化が進行し,出生数は3184人(2015〔平成27〕年)であり,減少傾向となっている。
岐阜市は,2008(平成20)年に「岐阜市総合計画ぎふ躍動プラン・21」を策定し,基本理念の1つを「健康立市」とした。誰もが健康で幸せになれるまち,「健康(幸)都市」を目指す上で,ライフステージごとの施策として働く世代の健康づくりは必須と考えた。その方策として,2015(平成27)年度に体験型食事診断教材(SAT)を導入し,企業の実情に合わせた食育を実施した。2年間にわたるその取り組みを紹介する。
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