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「ふれあい保健センター」を拠点とした地域づくり―岐阜市における市民と協働の保健活動/住民のより近くで生活に密着した保健活動を―「ふれあい保健センター」を拠点とした岐阜市の取り組み
細井 智子
1
,
臼田 かほり
1
,
鈴木 ひろみ
2
,
小澤 里美
3
,
岐阜市保健師一同
1岐阜市中市民健康センター
2岐阜市南市民健康センター
3スマートウェルネス推進課
pp.181-183,226-232
発行日 2015年3月10日
Published Date 2015/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200123
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岐阜市の概要
岐阜市は岐阜県南部に位置し(図1),1996(平成8)年に中核市に移行しました。長良川の鵜飼や織田信長の居城である岐阜城がそびえる金華山など,景観と歴史に育まれたまちです。
面積は202.89km2,2014(平成26)年4月1日現在の人口は41万5113人,世帯数17万3006世帯,年少人口率13.23%です。高齢化率は26.01%ですが,地域によっては30%を超えています。
岐阜市は,1965(昭和40)年以来の大規模開発による入居者が高齢化している住宅団地や,空洞化した中心市街地,子育て世代が多く住む郊外など,地域ごとに異なる健康課題を抱えていた。そこで1996(平成8)年度から「住民のより近くで生活に密着した保健活動を行う」をコンセプトに,市内を人口2万〜6万人の地域生活圏に細分化し,地域づくり型保健活動の拠点として「ふれあい保健センター」をつくる構想が発案された。現在は10か所が設置され,さまざまな保健活動に取り組んでいる。これまでの取り組みのいくつかを紹介する。
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