連載 統括保健師の日々・11
―郡山市の場合③―震災支援派遣調整から生まれたもの
斎藤 恵子
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1郡山市保健所総務課保健師・助産師・看護師支援係
pp.955
発行日 2016年11月10日
Published Date 2016/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200567
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熊本地震で被災された皆様へ,心よりお見舞い申し上げます。今回は,この時の震災支援派遣調整から学び,生み出された名簿の話を紹介します。
地震発生直後の4月16日(土),厚生労働省保健指導室から「熊本県を震源とする地震にかかる保健師の派遣の可否について」の照会があった。本市は中核市だが,福島県との合同チームを編成することを2015(平成27)年3月策定の「福島県災害時健康支援活動マニュアル」に明記したので,県が派遣する意思を固めた時点で本市も派遣準備に入り,18日(月)に保健所長に説明し承諾を得た。派遣の説明をし承諾を得る部署は,保健福祉部長,防災危機管理課,秘書課,副市長,市長である。
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