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東日本大震災と福島県郡山市の子どもたち 1.「郡山市震災後子どもの心のケアプロジェクト」始動と遊び場設置
菊池 信太郎
1
S. Kikuchi
1
1菊池医院
pp.303-308
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000371
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未曾有と言われた東日本大震災(以下震災)から早くも7年が経とうとしている。この間にも日本各地では大小の災害が相次ぎ,甚大な被害をもたらした出来事も徐々に風化と忘却が進んでいる。しかし,被災地ではいまだに震災の影響は色濃く残っている。特に災害弱者といわれる子どもが被った影響は多様かつ複雑であり,環境変化によって子どもがどのように変化していくのか継続的に観察する必要がある。3回にわたり福島県郡山市を中心とした福島の現状を報告するが,初回は震災直後の状況と筆者らの取り組みの始動を紹介する。
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