活動報告
修士課程保健師コースにおける生活習慣病予防を目的とした地域診断・活動展開実習の事例―山間部の高塩分食・喫茶店のモーニング文化と保健師活動
大橋 由基
1
,
新村 津代子
2
,
有本 梓
3
,
渡井 いずみ
4
,
成瀬 昴
5
,
田口 敦子
6
,
永田 智子
5
,
村嶋 幸代
7
1東北大学大学院医学系研究科博士後期課程
2前・本巣市健康増進課
3横浜市立大学大学院医学研究科
4名古屋大学大学院医学系研究科
5東京大学大学院医学系研究科
6東北大学大学院医学系研究科
7大分県立看護科学大学
pp.946-952
発行日 2016年11月10日
Published Date 2016/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200565
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緒言
保健師の教育は,2009(平成21)年に保健師助産師看護師法が改定され,修業年限が半年から1年以上に延長された。これに伴い,指定規則も大幅に変更されるとともに,実習単位数も4から5単位へと増加した1)。今後,実習期間の増加に伴い,一層実習内容を充実させることが必要になる。
法律改正に先駆けて,東京大学大学院医学系研究科では2006(平成18)年度に「修士課程保健師コース」が開設された。このコースでは,保健師としての実践能力の向上,とくに地域の健康課題を見出し,解決策を創出する力を養うことを目的とする。「地域診断・活動展開実習」は,「修士課程保健師コース」で学生が取り組む実習の1つである。学生は1つの地域で地域診断を実施し,保健師活動の展開を図る2)。
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