調査報告
地域住民の健康管理に対する自己効力感の向上をめざした健康教室の有効性の検討―インストラクショナルデザインにもとづく学習支援の取り組み
谷村 千華
1
,
野口 佳美
1
,
三好 雅之
2
,
大庭 桂子
1
1鳥取大学医学部保健学科
2鳥取大学医学部医学科
pp.936-944
発行日 2016年11月10日
Published Date 2016/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200564
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
緒言
社会構造の高齢化が進む中,地域住民が自助努力によって,健康を維持・増進していくことが重要な課題となる。健康は,生活習慣や性格特性,環境などの個人因子に左右されるが,生活習慣の改善や健康行動を実践していくことで,健康関連QOLの向上へとつながることが報告されている1)。
近年では,地域住民や特定健診対象者,痛みを抱える人々の機能向上を目的に,運動指導を主とした健康教室や,自己管理を目的としたセルフマネジメントプログラムに関する研究も行われている2−9)。
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.