連載 Cから始めるPDCA実践法 特定健診・保健指導の「第2期」に向けて・2
C分析における基礎的な事項
今井 博久
1
,
中尾 裕之
1
1国立保健医療科学院
pp.824-829
発行日 2013年10月10日
Published Date 2013/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664102253
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前回は,『標準的な健診・保健指導プログラム【改訂版】』(以下,「改訂版」)のポイントを解説しました。読者の方は,その変更点の多さと重要性に驚いたことと思います。改訂版の発行後,多くの都道府県に出向きましたが,「大きな変更点はない」と思い込んでいる関係者は少なくありませんでした。たとえば非肥満者への対応や,受診勧奨判定値を超える該当者の対策をほとんど検討していませんでした。
第2期に向けて読者のみなさんが第1にすべきことは,「改訂版」をしっかりと読み込み新しく実施しなければならないことを把握すること,第2にはこれまでの事業の「定量評価」を行い,「改訂版」の新しい方針に従って「計画立案」することです。とりわけ,後者はPDCAサイクルを活用すれば容易にできます。定量評価はC(Check)であり,計画立案はP(Plan)ですので,まさに「Cから始めるPDCAサイクル実践法」になります。
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