連載 『保健婦雑誌』に見る戦後史・8
スラムと団地
木村 哲也
pp.1016-1017
発行日 2012年11月10日
Published Date 2012/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664102013
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■東京にスラム街があった頃
「東京都荒川地区は一部には未だ昔の千軒長屋の名残りをとどめ,戦後のバタヤ部落の一帯も加わって都内でも,もっとも細民を多く容する地域として知られている」。
「春待つ日々―東京都荒川保健所の保健婦」(1954年4月号)は,荒川保健所管内にあった「千軒長屋」や「バタヤ部落」と呼ばれる低所得者層が暮らす地域の写真を中心としたルポである。
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