活動報告
ALS患者の介護者が抱える不安や困難からみた支援のあり方―介護者のグリーフケアを展望して
丹羽 員代
1
,
日置 敦巳
1
,
堀 幸子
1
,
窪田 いくよ
1
,
伊藤 悦子
2
,
林 深雪
2
1岐阜県西濃保健所
2岐阜県西濃保健所揖斐センター
pp.172-177
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100937
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はじめに
ALSは進行性で医療依存度が高い疾患であり,多くの機能障害をもたらすことから,きめ細かく高度な介護を必要とし,療養に伴う患者および介護者の抱える不安や困難は多い1,2,3)。最近4年間に支援中に死亡した3例について,患者死亡後に介護者と面接を実施したところ,介護の満足度が患者との死別による悲嘆からの回復過程に影響を与えている現状があった。このため,介護者の介護の満足度を高める支援が必要であると考え,介護者が抱えた不安や困難を抽出し,有効なサポートの視点などについて検討した。
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