研究報告
在宅人工呼吸療法を行なうALS患者の家族介護者の願いと社会への要望―訪問看護・介護職に求められる家族支援のあり方
平野 優子
1
1聖路加看護大学地域看護学分野
pp.494-498
発行日 2008年6月15日
Published Date 2008/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101097
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在宅人工呼吸療法を行なうALS患者の家族介護者25名を対象に,願いや社会への要望全般について聞き取り調査を行なった。その結果,家族の介護負担軽減,家族自身の健康や将来,患者・家族関係の改善,患者の療養環境の質向上に関する願いや社会への要望が挙げられ,訪問看護・介護職に求められる家族支援のあり方として,家族の訴えや要望に耳を傾け,それを理解して,適当なケアや情報を提案・提供し,ケアの質の向上のために専門的な技術や知識を高めていく必要性が示された。
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