特集 難病と共に生きる
介護保険に伴ったALS患者への支援活動—保健所難病事業のあり方を考える
澤田 甚一
1
,
安達 国良
2
,
高野 正子
3
1大阪難病医療情報センター
2大分県竹田保健所
3大阪府四条畷保健所
pp.865-868
発行日 2000年12月15日
Published Date 2000/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902413
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「保健所における難病事業の進め方に関する研究」班(主任研究者:安達国良大分県竹田保健所長)は,平成11年度に,神経難病患者の介護保険受給状況と全国保健所の介護保険に関連した難病事業について調査を実施した.その結果と全国180保健所の難病担当者が参加したシンポジウムでの討議から,介護保険制度を活用した保健所難病事業のあり方として,以下の提案をした.
1)保健所事業の見直し
例えば,重症在宅事例に対する訪問事業を中核として位置付ける,介護保険メニューにない患者交流会などの集団援助事業を充実させるなど.
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