特集① そのときどうする!? 苦情・トラブル対応の力を磨く
―ベテラン保健師座談会―事例から学ぶ苦情・トラブル対応
遠藤 厚子
1
,
大槻 眞美子
2
,
鱒渕 清子
3
,
中板 育美
4
1世田谷区玉川総合支所健康づくり課
2京都府宇治田原町保健センター
3栃木県真岡市健康増進課
4国立保健医療科学院公衆衛生看護部
pp.108-121
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100927
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中板 保健師が多く働く行政機関にも住民からの苦情ないし要望が日常的に寄せられるようになり,その対応に頭を悩ませている方も多いと思います。苦情というと嫌だなとマイナスに捉えがちですが,企業では「苦情は宝」とか「お客様からのラブレター」といわれ,苦情を大事にする企業ほど成長するという話もあります。そこで,私たち保健師も苦情を住民からの期待だと捉え直し,活動につなげることはできないか,そのために役立つ保健指導技術を事例から探っていこう,ということで,今日はベテランのみなさんにお集まりいただきました。まず,自己紹介をお願いします。
遠藤 世田谷区の遠藤です。アルコールなどアディクションの対応をおもにやってきました。保健師になって24年目です。
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