連載 フィールドワーク往復絵手紙・11
イエメンへの国際保健医療協力あれこれ
伊達 潤子
1
1山口大学大学院医学研究科(博士課程)
pp.1110-1113
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100594
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前回までの連載で,なんとなくイエメン共和国サナア市の保健衛生の現状についてご理解いただけただろうか。実をいうと,これまでサナアの話題を選択するために,私は厚生統計協会刊「国民衛生の動向」の目次を参照していた。生活環境(水),食品保健(食生活),健康増進(休養),老人保健(地域づくり),環境保全(大気汚染),といったトピックを拾っていたつもりである。
さて,このなかに「保健医療分野における国際協力」という項目がある。国際協力は私が長年にわたって関わっている分野でもある。そこで,今回は日本政府によるイエメンへの国際保健医療協力の一端を紹介しよう。
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