連載 保健師は燃え尽きている…・2
保健師のストレスの要因分析と国際比較
今井 博久
1
,
本山 厚子
2
,
高橋 明子
2
,
綿田 浩子
2
,
池田 カズヨ
2
,
池田 ひとみ
2
,
塩満 ちほ
2
,
岡崎 美智子
2
,
名原 壽子
3
1国立保健医療科学院疫学部
2宮崎県福祉保健部健康増進課
3九州看護福祉大学
pp.146-150
発行日 2007年2月10日
Published Date 2007/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100410
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バーンアウトとストレッサー
前号では,わが国の保健師のバーンアウトの有病率の高さを明らかにし,問題提起を行った。バーンアウトとは,極度の心身の疲労と感情の枯渇を主とする症候群を意味する言葉である1)。
バーンアウトを論ずる際には,仕事内容や職場環境と関連するストレッサーがどのように関わってくるかを検討する必要がある。そこで,今回は一般に保健師業務のなかで最もストレスフルといわれている精神保健業務を担当する保健師は,どのような仕事内容であるとバーンアウトになるのか,ストレッサーとしてどのような心理状態がバーンアウトと関連するのかを考えてみたい。
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