連載 BOOKS
―「365日入門シリーズ➀ 『食の一句』」櫂未知子/著―美味しい,一日一句
浦園 その子
1
1社団法人全国保健センター連合会企画部
pp.1126
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100239
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仕事をもっていると,その「業界」関係者と過ごす時間がとても長い。いつの間にか,その分野特有の話し方や考え方に馴染んでいく。そのことに自覚的であるのは案外難しい。自分の,あるいは自分たちの発想が「普通」だと思って過ごしているのだけれど,外から見れば,それなりの「らしさ」が身についていたりする。もちろん「らしさ」は決して悪いわけではなくて,たとえば看護職らしさは,多くの人にとって「安心」「安らぎ」を与えてくれる。女らしさだって肯定的に使われてきた。
だけれども,である。どこかのコピーではないが,四角いアタマを丸くして発想を豊かにするには,仕事仲間とは別の人たちとのつき合いや,違った分野との出会いがとても大切なんじゃないだろうか。違った角度でものを見たり,考えたりすることで,仕事上でも意外な発見ができたりする。
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